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メンディザバル騎手は、初来日する際に大物が日本に来ると前評判が非常に高く活躍が期待されました。騎乗依頼も殺到し、その殆どが人気馬でした。結果は1年目は前評判程、それ程凄いとは思いませんでした。
良い騎手ですがデットーリクラスと言われていただけに、その差が恐らく凄いと思わなかった原因だと思います。何の触れこみもなく来日していれば、間違いなく乗れる騎手と言われていた筈です。騎乗技術はい非常に優れたものを持っています。
剛腕タイプでないのが特徴です。メンディザバル騎手は馬にたいしてのあたりが柔らかく、非常に馬との呼吸を合わせるのが上手な騎手です。初めて乗る馬ばかりですから戸惑いがあって当然ですが、全く戸惑いがありません。
そこら辺が他の外国人騎手と違う所です。前評判程ではありませんが一流並の成績をしっかり残しています。外国人騎手は出稼ぎ騎手が多くハングリー精神が並大抵のものではありません。
1着と2着では賞金が当然異なります。1着の方が賞金が高いのは書くまでもありませんが、この1着争いが熾烈な時にメンディザバル騎手は馬に対しのあたりは柔らかいながらも、壮絶なレースを涼しい顔で制します。中々のポーカフェイスです。
あまり勝負師としては喜怒哀楽を出さない方が良いので、騎手の申し子です。また降着も殆ど無く、進路の取り方が非常に上手いです。内から外に出すのが非常に上手いです。中々内から外に出すのはかなり高度なテクニックが必要です。誰でも簡単に出来る芸当ではありません。