2009年12月20日 阪神カップ優勝時
画像はWikipediaより
外国人騎手は1年を通して来日しますが、特に熱いのが秋のG1シーズンです。
この時期来日する外国人ジョッキーは凄腕です。短期免許が3か月しか交付されない為、秋のG1シーズンに来日する外国人ジョッキーはハングリー精神が半端ではありません。
また本国よりも日本の賞金の方がはるかに高いです。欧州だと凱旋門賞以外はG1の賞金は、2000万円前後です。これは日本の1600万円クラス程度の賞金です。
日本のG1は賞金も高く【ジャパンカップ】を勝つと騎手は1250万円をたった1鞍で稼いでしまいます。本当に日本の賞金は高いです。
日本より賞金が高いのは、ドバイ位です。ドバイは馬券を販売しない不思議な国です。
日本の場合下級条件でも賞金が本国に比べ格段に高い為、未勝利戦を勝つだけで25万円入ってきます。
ミルコ・デムーロ騎手は、2003年の皐月賞・日本ダービーを【ネオユニヴァース】で制し外国人ジョッキーで初めてダービーを勝ちました。
しかしここで大きな問題点が浮上します。3冠のかかった菊花賞に騎乗出来ないのです。春に3か月使いきってしまった為、秋に騎乗出来ない。歴史的三冠馬の誕生があるかも知れない事を重く見たJRAはミルコ・デムーロ騎手に異例の菊花賞当日の騎乗を認めました。結果は同じ馬主の社台レースホースの所有馬ザッザプレンティに敗れはしたものの、JRAの判断は正しかったと思います。
またミルコ・デムーロ騎手は日本人騎手が殆どやらない直線で最内を突くイン突きを得意としています。