ウンベルト・リスポリ 騎手

ウンベルト・リスポリ

2011年高松宮記念表彰式
画像はWikipediaより

リスポリ騎手は2年前の冬に初来日しました。大概は外国人は腕を見る為1日5鞍程度ですが、リスポリ騎手の場合いきなり最初から10鞍程度騎乗依頼が舞い込んできていました。騎乗技術が非常に上手く特に経済コースを走らせるのが特徴でした。

短期免許は3か月しか有効期間がありません。1月に来日したと言う事はクラシックは本国へと言う気持ちの表れだと思います。リスポリ騎手は他の外人騎手と違いあまり出稼ぎと言う感覚を持っていません。常に騎乗馬が最先着する事を目標としています。

リスポリ騎手は日本の競馬のレベルがどの様なものか体験しにきたようなものです。勝ち星を厩舎の期待通り積み重ねその結果帰国する時点ではリーディングジョッキーでした。リスポリ騎手は剛腕と言うよりも馬にあたるのが優しいタイプです。

そして、リスポリ騎手は日本の競馬をこんなに甘い国は早々ないと一刀両断しました。何故外ばかり進路をとるのかが不思議だったようです。本国では馬場が荒れていようがなかろうが、インコースを走るのは経済コースで日本の場合は馬場が荒れて来ると騎手は外を走らせます。

帰国する際、リスポリ騎手は、こう話しています。日本で自分の出来る事は全てやった。もう来日しないかもしれないと語っています。これだけ競馬に差がありリスポリ騎手も何て甘い国なんだと思った事でしょう。リスポリ騎手の凄い所はその弱点を利用しない事です。普通の外国人騎手ならこの甘さを知ったら毎年来日します。

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