タイキシャトル

タイキシャトル

2000年9月、アロースタッド
画像はWikipediaより

タイキシャトルはデビューしてから僅か、8か月で古馬混G1のタイトルを手にしました。デビューは4月中旬。既に新馬戦が無い時期で未勝利戦からのスタート未勝利戦を快勝したあとは1回2着があっただけで、秋の初戦はユニコーンSとダートで賞金加算を狙ってきました。

このユニコーンSでも快勝し、次は強敵が待ち構えるGⅡスワンS。ここでも快勝し、芝ダート不問と言う適正をみせつけました。こっから先は無敵状態になります。古馬混合G1マイルチャンピオンシップでは、2番人気ながら快勝。

3歳馬で古馬を完全に粉砕しました。この年暮れのスプリンターズSでは1倍台の1番人気に支持され次元の違う脚で快勝し、強いというイメージをファンに存分に見せつけ3歳時は終わりました。

タイキシャトルは一口馬主大樹ファームの所有馬でしが、募集価格は安かったそうです。タイキシャトルの活躍により一時的に会員数が大幅に増えましたが、本当に一時的でした。

タイキシャトルは放牧に出され復帰初戦となった京王杯SCでは殆ど馬なりでレコードタイムを叩き出しました。そして土砂降りの安田記念では香港からの刺客、オリエンタルエクスプレスに圧勝。世界に羽ばたく準備はできました。

ジャック・ル・マロワ賞で海外G1初勝利。日本調教馬ではシーキングザパールに続く快挙でした。タイキシャトルは4歳で現役を終えますが、国内に戻りマイルチャンピオンシップを連覇。

引退式当日のスプリンターズSでは単勝1・1倍と言う断然の支持でしたが、ゴール前、マイネルラヴに交わされ、更に後方で脚をためていたしH-キングザパールに差され3着で現役生活にピリオドを打ちました。

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