テイエムオペラオー(1999年10月10日、京都競馬場)
画像はWikipediaより
テイエムオペラオーはG1を7勝もしました。最多タイ記録です。しかし、誰がテイエムオペラオーがここまでの大活躍を予想出来たでしょうか?恐らくオーナーも、調教師も騎手も全く予想していなかった筈です。実際の競馬はゲームと違って良血馬同士を配合しても強い馬が生まれるとは限りません。
テイエムオペラオーの父はオペラハウス。非常に渋い玄人好みする種牡馬で、当たりが中々でません。その為、テイエムオペラオーもセリにおいて700万円程で落札されています。2億円ホース等が取引されるセールで700万円はかなりの格安ホースです。
セリの場合は金額が上がっていき、オーナー同士が譲り合わないガチンコ勝負が注目されます。大体2億レベルになると競り合うオーナーの顔ぶれは大体同じです。それくらい、高額馬に固執している訳ですが3億円で取引されて、未出走に終るケースも珍しい話ではありません。テイエムオペラオーも前評判はそれほど高くありませんでしたが、レースを重ねるうちに評価が変わって行きます。皐月賞の時にはアドマイヤベガ・ナリタトップロード・テイエムオペラオーが3強と呼ばれていました。実際この年にクラシックは1勝ずつ分け合っています。
4歳時完全覚醒したテイエムオペラオーは8戦8勝。G1・5勝と言う大活躍します。5歳になるとピークを越したのか取りこぼしが多くなりますが獲得賞金10億円以上。700万円で購買された馬が10億稼ぐのですから競馬は奥深いですね。